「礼をいっとく。俊冬、おまえの機転と説得のおかげで、あいつらは死なずにすむかもしれねぇ」 永倉は双子のまえまで歩をすすめ、俊春にもわかるように口の形をおおきくして告げ、https://www.vingle.net/posts/5646294 https://freelance1.hatenablog.com/entry/2023/03/03/214614 https://blog.aujourdhui.com/jennifer9922/2694157/12381---12398---26085---12398---22805---26041---12290.html ぺこりと頭を下げる。 「あとは、できうるかぎり護るだけだな」 永倉の言葉に、無言でうなずく双子。 「われらも、できうるかぎり気を配りましょう。ところで、の様子を探るとともに、大砲に細工をしてまいりました」 さらっというものだから、なんのことか理解するまでにしばしときを要してしまう。「おいおい、誠かよ・・・」 「すごすぎるな、おまえたちは」 双子のいつもの超絶奇想天外な行動に、永倉と斎藤は苦笑とも驚きともつかぬ笑みを浮かべる。 「むこうは、「おいおい、誠かよ・・・」 「すごすぎるな、おまえたちは」 双子のいつもの超絶奇想天外な行動に、永倉と斎藤は苦笑とも驚きともつかぬ笑みを浮かべる。 向こうで眠っている結城へとはしらせる。 いつの間にか、大鼾がやんでいる。そして、相棒が、お座りをしてこちらをみている。 狸寝入り・・・。向こうで眠っている結城へとはしらせる。 いつの間にか、大鼾がやんでいる。そして、相棒が、お座りをしてこちらをみている。 狸寝入り・・・。 を向け、それぞれアテンションする。 が、どちらの声音にも、それを咎めるというよりかは確認のようである。 なぜなら、鋭さがほとんどないからである。 「ちっ!このまえの俊春のときにもいったよな?おれは、土方さんのいうことより信をとる、と。土方さん、おれたちに枷をはめたくないだけだ。ふんっ・・・。おれたちの枷は、自身の枷でもあるみたいなことをいうくせに、土方さん自身のそれは、自身だけのものっていうのであろう?かようなこと、ただのいい恰好しいではないか?」 原田は、いまいましげにいう。この戦のために草履から履きかえた軍靴の先端で、地面を蹴る。 その言にもまた、非難がましい響きはまったくない。 副長を、心配しているのである。そして、なにもできぬ悔しさが、にじんでいる。 「むこうは、「土方さんらしいがな・・・。だが、このままでは近藤さんを助けることはできない。そうであろう?主計、おまえになにかいいだけはどうにか、ってことにならないのか?」 「さよう。おまえたちの力ならば、局長のだけはどうにか、ってことにならないのか?」 「さよう。おまえたちの力ならば、局長のをというよりかは、戦とは関係のないどこか遠くにお連れするってことができるのではないのか?」 永倉も斎藤も、ずっと悩んでいたにちがいない。 「正直、史実などどうでもいいと思っています。斎藤先生のおっしゃるとおりです。いまのうちに、どこかに、それこそ、大陸なりほかの異国なりにゆくのが、一番いいと」 本心である。歴史がかわろうが関係ない。 局長のをというよりかは、戦とは関係のないどこか遠くにお連れするってことができるのではないのか?」 永倉も斎藤も、ずっと悩んでいたにちがいない。 「正直、史実などどうでもいいと思っています。斎藤先生のおっしゃるとおりです。いまのうちに、どこかに、それこそ、大陸なりほかの異国なりにゆくのが、一番いいと」 本心である。歴史がかわろうが関係ない。 局長のにでているであろうから。 が敵軍にくわわっており、大久保大和が近藤勇であることをバラしてしまう。 そして、斬首に・・・。 「ここはやはり、土方さんに説得してもらわんとな。まだ可能性があるのは、土方さんであろう?総司や平助の名をだし、生き残ってくれってな。妻子だっているんだ。幕府はなくなった。朝敵になって戦いつづけたって、勝ち目はない。錦旗に、勝てるわけない」 原田は、よくわかっている。 いや、それは永倉も斎藤もである。が、二人は原田とちがい、局長ほどではないにしろ、意地がある。 幕府にたいしてではなく、自分自身の意地が・・・。 なにせ、わかりやすいおれである。みな、この 「斎藤、おまえは土方さんに気に入られている。おまえが土方さんを説得し、近藤さんを助けてもらってくれ」 「いくらなんでも・・・。かような役目、わたしには重すぎます」 斎藤は助けを求めるように、双子とおれをみる。 もともとかれは、口が達者なわけではない。あの副長を説得するなど、あらゆる神のご加護を受けても、斎藤には無理っぽい。 「斎藤先生、こればかりは・・・。おれたちにも無理です」 俊冬なら・・・。が、口が達者であっても、斎藤ほどの信頼感というか、気を許せるというか、そういうものが足りないであろう。 「そうだな、主計。仕方ない。新八さん、左之さん。わたしも、できるだけ努力はいたします。副長も、なにかしらの考えがあるはずですし」 斎藤のいつものさわやかな笑みも、いまはなりをひそめている。