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にむっちりと肉がつ

にむっちりと肉がついちゃってますし、体だってムダに贅肉がついちゃってます。ああ、そうですね。みつめなくっても、すぐにわかるはずです。それはそうですよね。だって指図するばっかりで、自分ではまったく動かないんですから。動きもしないのに、ぽちやたまのあんなにうまい料理を喰いまくっていたら、それは太るにきまっています」 

 

 竈からお櫃に飯をよそいながら、http://hayashida0202.blogism.jp/archives/19972904.html https://72edc5f29ab0.simbla-sites.com/dashboard https://www.adsriver.com/1/posts/1-Automobiles-Vehicles/1-Auto-Dealers/1667885-Why-The-reason.html  沢と久吉にあることないこと、もとい風呂などで副長の裸体をみたおれの主観を伝えた。 

 

 が、二人はおかずを皿に盛りつつ、を点にしておれをみている。 

 

 ふふふっ。二人とも、いつも控えめでおとなしくって真面目なおれが、こんなことをいうなんて、って驚いているんだな。 

 

 二人が驚くのも無理はないって納得する。 

 

「主計、この野郎。自身のことは棚に上げ、おれが太っただと?それ以前におれが口ばっかりちは、いったいどういう料簡だ、ええっ?」 

「ひょえええええっ!」 

 

 左耳にささやかれ、またしても飛び上がってしまった。 

 

 が、すぐに思いいたった。おれは厨の入り口がみえる位置にいる。だれも厨にはいってはきていない。ということは、前回と同様俊春が副長の声真似をしているということになる。 

 

 俊春は、おれのうしろでおかずを焼いたりあたためたりしているのである。 

 

 ということは、おれの耳にささやいたのがかれであることは明白すぎる。「もうっ!ぽち、いいかげんにしてください。二度とあなたの手にはのりませんよ。いくらなんでも、おなじ手に何度もひっかかるほど、おれは間抜けじゃありません」 

「ほう……。ということは、まえにもおれの悪口をいってたってこったな」 

 

 俊春はさきほどより若干声のトーンを低くし、まだ副長の声真似をしてふざけている。ついでに、すっとぼけてもいる。 

 

「だーかーらー、ふざけるのはやめてくださいっていってるでしょう?」 

 

 まったくもう。俊春ってば、やっぱ餓鬼だよな。 

 

 しかし、なにゆえか左うしろをみることができない。 

 勇気がでないのである。 

 

「主計、飯が足りぬようだ。準備はできたか?」 

 

 そのタイミングで、厨にだれかがはいってきた。 

 

「へっ?ぽち?」 

 

 な、な、なんと、俊春である。 

 

 入り口の向こうに相棒がお座りしていて、こちらをみている。その狼面が、やけにリアルな笑い顔にみえるのは気のせいか? 

 

「なんで?なんでぽちがそこにいるんです?おかしいじゃないですか。さっきまでおれのうしろにいたでしょう?」 

 

 わかっている。自分でも理不尽きわまりないことをいっているってことを。 

 しかし、たしかにかれはおれのうしろにいた。うしろで、豆腐カツ丼をつくったり、豆腐ハンバーグやステーキを焼いていたのである。 

 

 それがなにゆえ外から入ってくる?それ以前に、どうやってでていったんだ? 

 

 もはやB級のミステリー物みたいになってしまっている。 

 

 おれに難癖つけられた俊春は、その場にかたまった。それから、当然のことのように「を向け、助けを求める。 

 

 相棒の笑顔が凍りついた。すっくと立ちあがると、これでもかというほど犬歯をみせつけてくる。 

 

「ほう……。さらに自身のことを棚に上げ、おつぎは非力なぽちをいじめるってのか、ええっ?」 

「ひええええええええ」 

 

 左耳へのささやき。もはや、怖すぎて悲鳴もでない。 

 頸をうしろにまわし、確認することなどぜったいにできない。いや、したくない。 

 

 怖すぎる。 

 

 俊春も謎だが、いったいどうやって厨に入ってきたんだ、うしろのイケメン? 

 

 

 

「いたたたたた」 

 

 今回は、拳固ではなく頬へのビンタであった。 

 

 ぜったいに頬に手形がついているはずだ。 

 

 これがまだ女性とのトラブルで、女性に喰らってつけられたっていうんなら、まだ「トホホ」ですむ。が、そうではない。 

 

 情けなさすぎて涙がでてしまう。 

 

 結局、からくりは簡単だった。ミステリーでもなんでもない。ましてや、姿を消したり瞬間移動したりなんていう、SFチックなものでも。 

 

 厨には入り口が二つあったのである。表と裏に。 

 

 おれがそのことにまったく気がついていなかっただけである。 

 

 俊春は、豆腐カツ丼や豆腐ステーキやハンバーグをつくったり焼いたりしてから大広間に運んで戻ってきた。副長は大広間からやってきて、俊春といれかわりに裏から入ってきた。 

 

 それで副長は、おれが「副長の真実」を暴露しているのを、じっときいていたのである。 

 

 まったくもう。盗みぎきするなんて、なんてモラルのない上司なんだ。 

 

 ってまたモラルのないイケメン上司ににらまれた。 

 

「相馬様、おつかいください」 

「あ、ありがとうございます」 

 

 久吉がぬれた手拭いを差しだしてくれたので、ビンタを喰らわされた頬にあててみた。 

 井戸の水で冷やしてくれたらしく、ひんやりとして気持ちがいい。 

 

 すぐに井戸にはしってくれたんだ。 

 

 久吉に感謝するとともに、やっぱ両頬が赤くなっているんだと確信した。 

 

「なにゆえ、副長みずから厨に?」 

 

 これみよがしに頬を冷やしながら、副長に尋ねてみた。 

 

「きいたか、ぽち?主計のやつ、つぎはおれに理不尽なことをいいだしたぞ」 

「わたしだけならまだしも、副長までも責めたてるとは……。主計も出世したものですな」 

「なんなんですか、いったい?だって、副長がわざわざ厨にくることないでしょう?用事があるんだったら、だれかにいいつければいいんですし、そもそもきたって邪魔なだけ…… 

 

 副長にたいして逆ギレしてしまったばかりか、邪魔者あつかいしてしまった。調子にのりすぎだと、自分でも気がついたので、途中で言葉をとめた。 

 

「副長、ご懸念にはおよびませぬ」 

 

 副長がそんなおれにたいし、なんらかのリアクションおこすまでの間に、俊春がちかづいてきてささやいた。 

 

「日向殿が、今宵の醜態をみずから話すはずはございません」 

 

 さすがである。俊春は、副長がやってきた理由を承知していて先手をうったようだ。 

 

「たとえ田中様のもとへ駆けこんだといたしましても、田中様が白虎隊の隊士たちに告げるわけはございません。かりに此度のことが噂になったといたしましても、当人が強く否定いたしましょう」 

 

 ささやき声がつづく。 

 

 

 竈にある鍋のなかで、湯がぐらぐらと音をたてている。鍋や食器類を洗うため、俊春が沸かしているのだ。 

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