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は慣れたか、忍びの者よ」

は慣れたか、忍びの者よ」 

 

 俊春が樹上でにやりと口角をあげた刹那、沢村がなにかをやった。 

 

 吹き矢である。https://community.joomla.org/events/my-events/2022-10-14-14-00-00.html https://debsy.zohosites.com/ https://domoto63.blog.shinobi.jp/Entry/9/   腰からなにかを抜きさり、その先端を口に含んでふいたのである。

 

 あれは・・・。 

 

 先日、おれがひろってもっていった杖・・・。仕込み杖かと思って確かめたが、異常はみられなかった。 

 てっきり、細い剣が仕込まれているかと思っての確認だったが、吹き矢だったわけだ。 

 

 くそっ!どこに をつけてるんだ、おれ? 

 

 

「馬鹿な・・・」 

 

 沢村の絶句。 

 

「ほう・・・。トリカブトか?ほしいな。これで、上様を殺ればよかったものを・・・」 

 

 よくみえないが、俊春は、吹き矢からはなたれた毒針か毒矢を、いつもの要領で指の間にはさんで受け止めているはず。しかも、毒のぬられていない箇所をはさむという、神レベル対応で。 

 

「毒のにおいがぷんぷんする。目隠しをしていても、おぬしを追える。わたしの鼻は、五里さきの洗濯済みの褌がだれのかも、嗅ぎわけられる」 

 

 いや、俊春。それ、必要なのか?五里さきの洗濯済みの褌がだれのかってこと、そんな能力、関係あるのか? 

 

「洗濯ものが飛ばされたときに便利だ。弟もわたしも、においで追って回収する」 

 

 局長や副長だけではない。みな、俊冬を驚愕の でみている。 

 

 みな、それがすごいのかどうかさえ、麻痺していてわからないでいる。 

 

 

「貴重な毒針であろう?返しておく」 

 

 俊春が、指に毒針をはさんでいるほうの掌をひらめかせる。 

 

 沢村の毒針は、微弱な光をはっしつつ、もとの持ち主を襲う。 沢村には、自分のものだった毒針がみえぬらしい。 

 沢村は、それらをバック転で回避する。 

 

「臨・兵・闘・者・皆・陳・裂・在・前」 

 

 すでに俊春は、樹上からジャンプしている。 

 

「九字護身法」、忍者漫画まんまで、空中で印を結ぶ。 

 

「火遁っ!」 

 

 叫ぶなり、俊春の口から火炎が飛びだし、バック転で着地したばかりの沢村を襲う。 

 

 ひやああああっ! 

 

 脳内で、「ナOト」と「カOイ伝」がせめぎあっている。 沢村は、さすがである。火炎が迫りくるまでに、さらにバック転で距離をおく。それでも、装束の裾に火がついてしまった。 

 

 そこも、さすがである。火がついてパニックになることもなく、ちかくにあるプチ池までバック転で後退し、裾を池につけて火を消す。 

 

 俊春はいったん着地し、すでにそこから神速で間を詰めつつある。 

 

 池の向こう側へとまわる沢村。池をはさみ、対峙する二人。 

 

 みな、固唾を呑んでみまもる。 

 

 俊春は、みじかい笑声をあげると、一歩一歩、歩をすすめる。池の上を、である。水蜘蛛でもつけているのかと思ったが、たしかに素足。忍具など用いていない。 

 

 沢村の人生にくたびれ果てているような は、いまや驚きすぎで疲れ果てている になっている。 俊春は印を結びつつ、水の上をゆっくりとあゆむ。 

 

「水遁っ!」 

 

 叫ぶなり、池の水が真っ二つに割れ、水柱となって沢村へぶちあたる。 

 

「モーゼかいっ!」 

 

 思わず、突っ込んでしまう。もちろん、小声で。 

 

 水柱がおさまった。 

 びしょ濡れの沢村は、じりじりとうしろへさがっている。 

 

 池を渡りおえた俊春が、またもや印を結んでいるからである。 

 

 結びおえた俊春は、どこからとりいだしたのか、木刀のようなものを握っている。 

 そのタイミングで、杜の奥から一陣の風が、ってか突風がふいてきた。そのすさまじい風が、俊春をのみこむ。「風遁っ!」 

 

 すさまじい風の刃が、沢村を襲う。回避のしようもない。突風に呑まれ、うしろの樹に叩きつけられる。 

 

 おおっ、さっすが忍び。タフである。 

 沢村は、よろよろと立ち上がりつつ、俊春に向けてなにかを投げつける。 

 

 手裏剣である。それらもやはり、指の間にはさんで受け止める俊春。そして、その掌を沢村に向けてひらめかせる。 

 

 手裏剣は、沢村の背にある大木のかなり上部に突き刺さる。 

 

 それをみ上げる沢村。あまりのノーコンに、かえって怪しんでいる様子である。 

 

 俊春が、ジャンプする。沢村の頭上を飛び越し、大木を駆けあがる。 

 

「チャクラのコントロール、ばっちりやないかっ!」 

 

「ナOト」のワンシーンを思いだしつつ、またもや小声で突っ込む。 

 

 俊春は、突き刺さった手裏剣を土台につかい、さらに上へ駆けのぼり、あっという間に枝の間に消えてしまう。 

 

 敵も味方も、みな、ひとしく口があんぐりあいている。 

 

 双子がいれば、小説も漫画も必要ない。心底、そう思える。 

 

 気がつけば、いくつかあるすべての篝火に、火が戻っている。 

 

 

 俊冬と 

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