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を抱いちゃって、元カ

を抱いちゃって、元カノにバレて泥沼化するのって、やっぱフツーだよね』  謹慎中の手持無沙汰解消と欲求不満根絶のために、そんなながーいタイトルのノンフィクションでも書いたらどうですか、と将軍にお勧めしたくなる。  兎にも角にも、将軍とお芳さんの再会が穏便にすみますように、と祈らずにはいられない。  日本橋で、大量に魚を仕入れた。  今宵、双子が握りをふるまってくれるという。さすがは、異世界転生で寿司屋だっただけのことはある。 https://ameblo.jp/freelance12/entry-12776027925.html  https://www.liveinternet.ru/users/freelance12/post496585955//  https://www.bloglovin.com/@freelancer10/11814145 四人で手分けして仲良く魚を運び、魚臭くなりながら寛永寺へと戻った。  夕餉は、江戸前寿司である。それに備え、体を動かそうと、宿所がわりの庵の外にでてみた。  同様の考えの喰いしん坊さんたちが、刀を携え外にでている。 「木刀、もってきたらよかったな」 「いっそ、真剣でやりましょうよ、新八さん」 「おいおい、いくらなんでも・・・。まっ、おまえらだったら、万が一ってこともないわな」  組長三人が、物騒なことを話している。  そのとき、相棒がすっくと立ちあがり、門のあるほうへ体を向ける。耳が、ぴくぴくしている。  だれかやってきたのである。尻尾をふりふりしていることから、顔見知りであるのは間違いない。  ほどなくして、木々の間を縫うようにだれかがあらわれた。  町人の恰好の男性二人である。  おれたちに気がついたようである。一人が、掌をふっている。「永井様、それに、小栗様」 「うおっ!ちょっ、お二方、なんでこんなに場所があいてるのに、おれのパーソナルスペース、もとい、懐のなかに入ってくるんです?」  突然、両脇にあらわれた双子。サンドイッチ状態は、先日の伊庭の屋敷での風呂垢すり事件を思いださせる。  いまだに、体中のあらゆる箇所がひりひり状態である。 「スキ、だからだ」  え?俊冬の、いきなり「好き」宣言?  思わず、さきほどの「プリティウーマン」状態を思いだし、ドキッとしてしまう。 「兄上、誤解されておりますぞ。言の葉を端折るのは、よくありませぬ」 「おお、つい。なれば、いいなおそう。スキ、だらけだからだ」  ちっ、悪かったよ、スキだらけで。「おおっみな、ご苦労なことだ」  永井は隊士たち一人一人に声をかけ、小栗は、丁寧に会釈している。  俊冬が小栗を紹介し、三人の組長と隊士たちが順に名乗る。 「上様にお会いしたく、お忍びでやってまいった」  永井が、声をひそめる。  とはいえ、だれかが盗みぎきするのは、実質、不可能である。現代のセキュリティシステムより優秀な耳鼻が、双子と相棒あわせて三組あるのだから。  それでも、ついひそめてしまうのであろう。  江戸城は、どこもかしこも壁や障子に耳鼻がくっついているという、ホラー状態なのかもしれない。 「おそれながら、あぶのうございます。すでに、敵の間者や刺客が江戸市中に入り込んでおります」 「わかっておる、俊冬。ゆえに、かような恰好をしておる」  永井は、360度まわり、町人への化けっぷりを披露する。  みな、笑っている。  マジな話、危険をおかしてまで将軍に会いたい、というわけか。「近藤と土方は?」 「局長は、医学所に。副長も医学所へ参っておりますが、もう間もなく戻るかと・・・」 「兄上、お戻りになられました」  俊冬にかぶせ、俊春が告げる。が、副長の姿はまったくみあたらない。相棒ですら、気配を察していない。と思いきや、相棒がまた耳をぴくぴくさせつつ、尻尾を盛大に振りだす。  しばらく間をおき、副長が島田と蟻通をしたがえ、木々のむこうにあらわれた。  俊春の耳鼻はすごすぎ、である。 「これは小栗様、永井様」  副長も、二人に気がついたらしい。  副長は、俊冬から二人の訪問の事情をきくと、さっそく、島田に案内するよう指示する。  小栗と永井は、二時間ほど「葵の間」ですごした。  二人が危険をおかしてまで将軍に会いにきた理由・・・。  なんとなくだが、わかる気がする。

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